「レイヤーってよく聞くけど何?」
「使い方がよく分からない」
と思った事はありませんか?
私もデジタルイラストを始めてから、しばらくは何となくでレイヤーを使っていました

が、レイヤーの使い方を覚えたら絵のクオリティが爆上がりしたよ!
そこで今回は、レイヤーの使い方などを解説していきます
画像付きで分かりやすく解説しているので、よかったらご覧ください
レイヤーって何?

レイヤーとは「層」という意味で透明のフィルムのようなもの
レイヤーは最初からある状態で、そこに絵を描き込んでいきます
何枚も重ねて1枚の絵を完成させます

工程、パーツごとに分けることができるよ!
レイヤーを分けるメリットとデメリット

レイヤーを分け前に、「分けた時のメリット・デメリット」を知っておきましょう
- 線が消えない
- 編集がラク
- 効果を付けられる
- 枚数が増えると容量が重くなる
- 分けすぎると、どこに何を描いたか分からなくなる
線画を描いたレイヤーを上にすれば色を塗る時に線が潰れません
工程やパーツごとにレイヤー分けると簡単に色や位置などを変えることができますが、増やしすぎると容量が重くなったり、どのレイヤーに何を描いたか分からなくなる事があります

でもレイヤー名は変えられるので、枚数を増やしすぎなければデメリットは気にしなくて大丈夫です
デジタルイラストを描く時のレイヤー枚数は少ない方がいい

レイヤーは増えるほどデータ容量が大きくなり、ソフトの動作も遅くなるので少ない方が良いです
私は、毎回20枚前後で絵が完成します

「みなさんはレイヤーを何枚使っていますか?」とTwitterでアンケートをやってみました
100枚以下の人が多いようです
1,000枚近くになる人もいたりしますが、ソフトやアプリの動作が重くなってしまうのでレイヤーはなるべく減らした方が良いです

個人的には、レイヤー枚数は管理しやすい30枚以下がおすすめ!
レイヤーの分け方|枚数をうまく減らす方法
レイヤーは少ない方が良いのは分かったけど、どうやって減らせばいいの?と疑問に思う人もいますよね
そこで、私がやっているレイヤーを20枚前後にする方法をご紹介します
この2つをやるようにしてます
例えば「目と口」・「手と眉」などは位置が離れてるため、同じレイヤーに描きます
「これはもう手直ししないな」と思ったパーツは結合してしまいます
後々修正しそうな絵は、手直しが非常に面倒になるので無理に結合しない方が良いです
デジタルイラストに必須なレイヤーの使い方【基本編】

まずは基本的なレイヤーの使い方をご紹介します
レイヤーは工程・パーツごとに分けることで効率良く作業できるようなります
レイヤーを新規追加

- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- 「+」をタップ

画像の「新規ラスターレイヤー」アイコンをクリック
ラフ・線画・各パーツのベース色・影・光…とレイヤーを追加していきます
レイヤーの順番を変える

画像の赤丸で囲っているマークを押しながらスライド

レイヤーを選択してドラッグ(クリックしながらスライド)
色を塗る時は線画を1番上にしましょう。 レイヤーの順番は現実と同じになるように(肌の上に服のレイヤーなどといったように)します
レイヤーの非表示

- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- 非表示にしたいレイヤーの目のマークをタップ

非表示にしたいレイヤーの左にある目のマークをクリック
「ラフ画を一時的に消したい」といった時などに使うと便利です
レイヤーの不透明度を変える

- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- レイヤーを選択(タップ)
- 右下の調整バーをスライド

- レイヤーを選択(クリック)
- 右上の調整バーをスライド
線画を描く時に、ラフ(下書き)の不透明度を下げると見やすいです
レイヤーを結合

【1枚ずつ結合】
- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- レイヤーを選択(タップ)
- 右下の結合マークをタップ
【一括結合】
- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- レイヤーを選択(タップ)
- 左から2番目の「白い背景の+」をタップ
- 「全結合を追加」をタップ

【1枚ずつ結合】
- レイヤーを選択(クリック)
- 右上の「下のレイヤーに結合」マークをクリック
【一括結合】
- レイヤーの上で右クリック
- 「表示レイヤーのコピーを結合」をクリック
「普通レイヤー」と「効果つきレイヤー(乗算など)」の両方を使ってる場合は、1枚ずつ結合するとレイヤーの種類が統一されるので要注意
デジタルイラストに必須なレイヤーの使い方【応用編】

「普通レイヤー」以外に「乗算レイヤー」などの効果がついたレイヤーもあります
仕上がりの違いは下の絵をご覧ください
効果付きレイヤーあり 普通レイヤーのみ
こんな感じでかなり絵のクオリティが上がります
私が、よく使っている効果付きレイヤーを3つご紹介するので是非やってみてください

効果付きレイヤーにする方法は下をご覧ください

- 下列右から2番目の「レイヤーアイコン」をタップ
- レイヤーを選択(タップ)
- 右下の「普通」となっている所をタップ
- 効果一覧が出てくるので、使いたい効果をタップ

- レイヤーを選択
- 上の「普通」という所をクリック
- 効果一覧が出てくるので、使いたい効果をクリック
加算(発光)

これがめちゃくちゃ便利!
こんな感じで、光らせたい時に使ってます
白くするほど光具合が強くなります
乗算

加算・発光レイヤーの逆で、影を付けたい時に使ってます
オーバーレイ

コントラストを強くする時に使います
明るい所はより明るく、暗い所より暗くなります
【デジタルイラスト】レイヤーって何?基本〜応用的な使い方もご紹介まとめ

レイヤーは、デジタルイラストには欠かせない機能です
効果付きレイヤーを使えば絵のクオリティもバク上がりなので、是非試してみてください!
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